雛人形七段飾り、十五人飾りパート9仕丁について-1

雛人形七段飾り、十五人飾りパート9仕丁について-1

雛人形の世界では、その発展の中で,座雛の大きさに背丈を八寸とする発令がしかれるとその華やかさを満たすべく飾り雛の数を増やすことで充していった。
古今雛がうまれ、子供頭(かしら)に素袍(江戸期の武家の礼装)という姿の五人囃子の出現を見ると 往時 節供飾りの王道だった対雛と五人囃子の組み合わせを中心に 陽の数七段のお雛段 平穏無事を願う数の姿を示す15人揃が誕生し 三月上巳の節供の雛飾りにおひなまつりの完成された様式とされてその中心に位していった。
十五人揃七段の前に座ると 一番手前に三人そろった仕丁が並びよくみると三人三様、泣き 笑い 怒りの表情で、上の12人のすまし顔と
異なり、ユーモアということで済まそうとする人がいるしかしそうだろうか?お雛段の説明をしてきましたが、みんなお願いごと込めて飾られているのが御雛飾りだと思う。

雛人形七段十五人飾りパート8随臣について

雛人形七段十五人飾りパート8随臣について

佐藤ハチローさんの歌にもある赤いお顔の右大臣ですが、装束や雛段の中の着座位置などを考え合わせると
神社等に鎮座する随身門の矢大臣左大臣であるというのが正しいようです。赤ちゃんの分身であるお雛さまを
お守りするために、配されたお人形であるようです。
ずいじんもん【随身門】
随身1の姿の守護神像を左右に安置した神社の門。この二神は閽神(かどもりのかみ)あるいは看督長(かどおさ)といわれ、俗に矢大臣・左大臣と称される。

http://www.tripadvisor.com/LocationPhotoDirectLink-g1023407-d1386311-i29439291-Shiogama_Shrine-Shiogama_Miyagi_Prefecture_Tohoku.html

雛人形七段飾り、十五人飾りパート7五人囃子について

雛人形七段飾り、十五人飾りパート7五人囃子について

五人囃子については、子供の顔、特に古典髷の場合、向かって左から二番目のわんか頭を髪置きと言い辞書で引くと七五三と出ている。
五人林の背負った願い事は、まさに子供が無事通過儀礼をこなし成長していってくれるようにということで、成長を囃したてる人形であります。
このため、かつて15人飾りが完成する前の江戸時代は、内裏雛と五人林で飾るのが流行っていたという記録もあります。
五人林は、能楽の囃子方と唄い方で構成されているのですが、面白いのは、この中の太鼓向かって一番左なのですが、この太鼓のお囃子が付く場合神様に関する演目なのだそうです。おひな祭りには、お家の中に神様に来て頂き赤ちゃんのためにご家族がお願いをするおまつりだとい言う考え方の象徴だといえます。goninnbayasikotenn