羽子板|破魔弓とはいったい何の為のもの?

羽子板|破魔弓とはいったい何の為のもの?

昔から伝わる、羽子板や破魔弓を飾る行為に何の理由があるのか?

節句アドバイザーとして大変多くいただく質問に羽子板、破魔弓の意味がございます。

羽子板と破魔弓は、新生児が、暮れの激しい季節変化を無事すごし新しい年が迎えられますようにとい

う願いが、そもそもの始まりです。

赤ちゃんが誕生して初めて迎えるお正月に向けて、女の子には羽子板が、男の子には破魔弓が贈られま

す。

旧暦の十二月から一月の間は、十二支による暦の上では「丑(うし)・寅(とら)」にあたります。(十二支の図を出す)校長通信: 干支にまつわる話(Ⅲ)

今でも年でよく使われる十二支ですが、昔は方位、だけでなく時間、にも使われていました。

その中で「丑寅」は鬼門を意味し、この時間は、(鬼)が出入りする時間とされ、嫌われる間時・方位

とされてきました。

そこでその時期を生命力の弱い赤ちゃんが無事に通過できるようにという願いを込めて、羽子板と破魔

弓は贈られるようになりました。

旧暦の新年(立春)を平穏に迎えるために、節分に豆まきをするのも鬼 門除け(鬼除け)の考え方といえま

す。

暦の読み方のずれがありまして、どうして1月寅の月?もあると思いますが、

端午の節句は、5月で午の月です。

羽子板、破魔弓の販売 値段の差について Vol2

羽子板、破魔弓の販売 値段の差について Vol2

羽子板や破魔弓などの正月飾り…どのような理由で値段が違うのか?

 

 

羽子板、破魔弓の値段の差についてのご案内の第二回です。

 

今回は羽子板のお話です。是非、参考にしていただければ幸いです。

 

羽子板の値段では、工法として、以下の順序で価格の差が出ます。

 

1プレス
2木目込み
3押絵

の順で高くなっていきます。

 

これは、みなさまでもよーく観察されれば判断できる違いだと思います。

押絵が一番加工度が高く価格も高くなります。

 

羽子板の板も白木なのか、桐板なのか、桐板にもランクがあります。

 

同じ押絵羽子板でも顔や頭の部分だけでも髪の毛が絹すが糸を使っているのか、ナイロン糸なのか、加工度も材料費価格も違います。

 

お顔も何度も下地塗りをしてあるものとそうでないもの毛が気の細かさなど技術的な違いがあります。

 

衣装も、上質の素材に手書きの絵付けなど技術を駆使しているもの。

 

衣装の材料に凝って、豪華な素材を使っているものなどよく手元で、比較されればお分かりになると思います。

 

普段見つけない品物です。ご自身の目で直接ご覧いただきどうして飾っているかなど説明を聞きながら購入されるのが、一番と思います。

 

当店では、お手頃な価格のモノから、こだわりの御品まで多くの商品を展示しております。

 

佐野プレミアムアウトレットからも非常に近いので是非お近くに訪れた際は、

 

一度当店のショールームまでお越しいただければ幸いです。

 

ネットショッピングでも販売しております。

 

当店ネットショッピング専用サイトはこちらへ➡ネットショッピングページへ

羽子板、破魔弓の販売 値段の差について Vol3

羽子板、破魔弓の販売 値段の差について Vol3

羽子板、破魔弓などの正月飾りはどんな理由で値段が違うのか?

 

羽子板、破魔弓の値段の差についてのご案内の第三回です。

 

今回は破魔弓のお話です。

 

破魔弓の値段では、中身の箙や矢羽根などになるでしょうか、

 

たとえば直線のカットは、単純なため、一気に量産を進められますのでローコストなります。

 

その反対に複雑な形状で丸くカットしたりすることで、ミシンで、少しずつしか進められないものは、ハイコストになります。

 

切り落としにそのまま塗装をかけていくような作業と角面をとり柔らかい線を出しているものは、作業時間、手間が違ってきます。

 

それから塗装も下地を塗り木地目を塞いでから上塗りしていくものとそのまま記事に上塗りをしてしまうものでは、値段が変わってきます。

 

もう一つ矢羽根についてですが、珍しく数が取れない天然羽根と一般に多く取れる天然羽根、鶏等、白の羽根に色付けしてしまうものでは、素材単価がずいぶん違うようです。

白七面鳥の羽

梟の羽

雉の羽

これも店頭で、詳しくお尋ねになられるのが、良い買い物をするコツかと思います。

 

こちらから⇒商品紹介ページに移ります。

 

参考まで実物を一度ご覧になってみてください。

 

 

2018年羽子板、破魔弓の販売を開始しました!

2018年羽子板、破魔弓の販売を開始しました!

2018年羽子板、破魔弓販売会

 

いよいよ11月に入り、当店では早速正月飾りの羽子板、破魔弓の販売を始めました。

 

11月1日より、土、日、祝、祭日も営業いたします。

 

お時間の都合がつきましたら是非一度ご覧いただきますよう

スタッフ一同お待ち申し上げます。

正月飾り|羽子板について  顔の向きは左?右?

正月飾り|羽子板について  顔の向きは左?右?

羽子板の向きの意味について

 

よく、お客さまからのお尋ねががございますが、
もともと、羽子板は、モチーフとするものを写真に収め、羽子板の形に合わせ切り取って、

それを押し絵の技術を駆使して押し絵羽子板にしていく造形美であります。
ですから、写真に写った、踊りの所作といっしょですから、右向きも左向きもあります。
一瞬を切り取り押し絵板にしたものですから、どちらが良いとか悪いとかいう事はありません。

 

お好みで良い表情が出てると思った物をお選びいただけばよろしいかと存じます。
ご姉妹の場合2枚目を逆向きにして、向き合えるようにお求めいただくお客様が多いようです。
こんな具合です。

詳しくはこちらをクリックください➡左向き羽子板

 

おかげさまで創業100周年 13号 金彩黄鹿の子 舞桜赤

詳しくはこちらをクリックください➡右向き羽子板

 

このように同じサイズで向きの違うものデザインの違うものなので、

2種類の雰囲気の違いを楽しみつつも姉妹仲良くということでしょうか

一年中飾っておいてよいのですか?羽子板についての質問

一年中飾っておいてよいのですか?羽子板についての質問

正月の羽根付きで使う羽子板や、飲食店の店飾りとなっている羽子板と飾る意味が違う板なので良くはないと思います。
本来、暮物といい、歳暮として、やり取りされたもので、破魔矢と呼ばれたお姫さまを描いた掛け軸が、親元の他親戚やご近所から贈りものとして、たくさん集まり、暮れの時期からそれを床の間いっぱいに下げて、お正月を迎える風習で、暮れからお正月にかけて行った新生児に対しての鬼除けの儀礼です。歳暮の意味である無事に新しい年を迎えられるようにという情意も込められています。